ハースストーン2月ナーフ後の環境予想
こんにちは、いんてぐらるです。第一の記事にふさわしい何かを書こうとも思ったのですが、特に良いものも思い浮かばなかったので、自分のいま一番の関心事について書くことにしました。早速考察していきます。
①ハイランダープリーストの弱体化→様々なコントロール系統の出現
騎士団環境で錬気等のナーフがあった直後から、ハイランダープリーストはついに今回のナーフまでTier1を譲りませんでした。優秀な除去カードを駆使して相手の盤面にある程度の干渉を与えながらラザ+DKアンドゥインを探しにいけるためアグロ系統にも対抗でき、またラザ+アンドゥインが成立してから1~3ターンほどで勝負を決められることはコントロール系統に対して威力を発揮しました。特に後者の要因が環境に与えていた力は非常に大きく、多くのコントロールデッキを押さえつけていました。
さて、ラザがナーフされることで、ヴェレンによるOTKが不可能になりました。このことによって、ナーフ後は多くのコントロールデッキで「やりたいことをやる前にハイランダープリーストにやられる」ということが少なくなります。
例えばキューブロックはコンボパーツを決めるのに十分なターンを確保しやすくなり、翡翠ドルイドも装甲を大量に積むことよりも翡翠のゴーレムの展開にもっと注力できるようになるでしょう。コントロールミラーが頻発するならばクエストローグが暴れそうです。
②アグロ系統の淘汰
パッチーズと回廊漁り蟲のナーフが単純にアグロデッキの弱体化をあらわすだけでなく、除去の優秀なコントロールデッキが増えると、手札の息切れのしにくさが大事になるため必然的に生き残れるアグロデッキは絞られてきます。僕が注目しているのは以下のデッキです。
・マーロックパラディン(動員の展開力、恩寵のドロー、メガザウルスの適応による聖なる盾や体力+3)
・ズーウォーロック(ヒーロパワーによるドロー、DKグルダンによるドゥームガードの展開、構築の自由度)
特にマーロックパラディンはパッチーズのナーフも相対的な有利に働くため、期待が持てます。テンポローグはエルフの吟遊楽人による手札補充がありますが、上2つのデッキに比べるとパッチーズ・回廊漁り蟲・ボーンメアへの依存度が高いため厳しいでしょうか。偽造コインの価値が上がると思います。
③ ミッドレンジ系統の復活
ミッドレンジ系統のデッキは今の環境だとアグロに押し切られる展開が多かったために
息を潜めていましたが、ナーフ後は活躍できそうです。
注目はやはりコイツ。6ターン目にこのカードと同時に出てくる8コスト、10コスト等のミニオンで形成できる盤面の強さは、除去の優秀なコントロールデッキといえども苦戦するでしょう。特にティランタスが出てくるとお手上げです。またプリースト限定になりますが、構築上の関係で精神支配を採用しやすく、ウォーロックのヴォイドロードにも対抗力があります。
また霊力コンボによるOTKを内臓したドラゴンプリーストもヴォイドロードには強いです。沈黙で無力化できるほか、トワイライトの侍祭+狂気ポーション+神授の霊力+内なる炎のコンボは自分の盤面にミニオンが1体もいない状態から決定的な打点を叩き込めます。ただし、内なる炎は待ち伏せのガイストに破壊されるため、イカれた錬金術師を採用しておくとなお良いです。
以上3点をまとめると次の環境はこんな感じになると予想します。
キューブロック、コントロールウォーロックを代表するコントロール系統
&性悪な召喚士、OTKドラプリを代表とするミッドレンジ系統
&マーロックパラディン、ズーウォーロックを代表するアグロ系統
の三竦み
僕個人としてはマーロックパラディンとクエストローグに興味がありますね。戦隊長もメガザウルスも六丸もゴルゴンゾーラもソニアも無いんですけどね。